神奈川県立金沢文庫（金沢町１４２）で明治１５０年特別展「伊藤博文と金沢」が３月10日（日）まで開催されている。初代内閣総理大臣の伊藤博文は、金沢の地で明治憲法の草案づくりや、別邸を構えるなどし、この地に縁の深い人物として知られる。そんな伊藤を軸に、明治の元勲たちと金沢の関わり、当時の様子、伊藤寄贈の明治憲法関係資料、東屋資料、楠山永雄コレクションなどを紹介する。また、伊藤から金沢小学校に贈られたランプ＝写真＝も展示。明治時代はまだ電灯がなく、ランプは最先端の技術品であったと考えられる。「金沢らしい展示なので、ぜひ地元の方々に知っていただきたい」と担当者は話す。

観覧時間は午前９時から午後４時30分。入場料は一般４００円など。月曜休館。問い合わせは金沢文庫【電話】０４５・７０１・９０６９へ。