創立60周年を迎えた藤沢市民交響楽団（太田修二団長）の記念公演が本番まで２週間を切った。今年は藤沢混声合唱団と共演し、国内外で活躍するソリスト３人が特別出演。11日には、全体練習＝写真＝が行われ、熱が入った歌声と演奏が市民会館内に響いた。

当日は、メンデルスゾーンの交響曲第２番変ロ長調「讃歌」と、ウェーバー歌劇「オベロン」序曲の２曲を披露する。団員は昨年９月から練習を積み重ね、この日初めて楽団と合唱団が合わせて練習した。指揮者の小田野宏之さんが歌声や楽器の音色など細かい注意点を指示し、完成度を高めていった。

太田団長は「クラシックの合唱曲は少なく貴重な体験になっている。藤沢のオーケストラと合唱の息の合ったハーモニーを届けたい」と意気込みを語った。

藤沢市民交響楽団は、１９５９年に、県立湘南高校吹奏楽部と絃楽部の卒業生が中心となり、指揮者に故・福永陽一郎氏を迎え設立された。藤沢市民オペラでは、その中核として活躍している。１９９５年には神奈川文化賞を受賞した。

本番公演は２月24日（日）、藤沢市民会館大ホールで開催。15時開演。料金はＳ席５千円、Ａ席４千円、Ｂ席３千円。全席指定。藤沢市民会館、湘南台文化センター市民シアターで購入することができる。問い合わせは藤沢市みらい創造財団【電話】０４６６・２８・１１３５へ。