三渓園では3月4日(月)まで、園内の古民家・旧矢箆原(やのはら)家住宅に雛飾りを展示し、訪れた人を楽しませている。
展示している雛飾りは市民などから寄贈されたもの。約180年前の建築物である同住宅の雰囲気に合わせ、戦前の雛飾りのみを展示している。展示は前後期に分けて行われ、後期の現在は4つの段飾りなどが並ぶ。中には1体2cmほどの土で作られた珍しい雛もある。訪れた人は「かわいらしくて癒される」などと話しながらカメラを向けていた。
梅の名所として知られる同園は現在、600本の梅が順次開花し、見ごろを迎えている。今年の開花は例年通りで3月上旬まで楽しめるという。