パルテノン多摩にある大型の自動演奏楽器を使った「オルゴールコンサート」が6月5日(水)午後1時30分〜3時30分、同施設4階のマジックサウンドルームで開催される。主催は、多摩のオルゴールをまもる会(高山佳子代表)。
100年〜150年前に製造され、世界でもわずかしか残っていないとされる貴重な大型自動演奏楽器がパルテノン多摩に8台収蔵されている。同会では、楽器の歴史や特殊な構造、音色を多くの人に知ってもらおうと定期的にコンサートを開催している。
今回は「ジョージ・ガーシュイン自身のピアノによる名曲ラプソディ イン ブルー全曲演奏」などを企画。終了後にはお茶会も予定。参加費は1300円(お茶、ケーキ付)。予約・問合わせは同会【電話】042・375・8558へ。
次代へつなげる活動を
これらの自動演奏楽器は、同施設の大規模改修によって設置場所が検討されてきた。市は、近隣の大学に受け入れを打診していたものの、同会の陳情や市議会で趣旨採択されたことで残されることが決まり、新図書館本館と分散配置などを検討していくという。高山代表は「残ることになり一歩前進。今後、活用方法や置き場所など、多摩の宝物を次代へつなげる活動をしていきたい」と話している。