藤沢市の中心部を流れ、相模湾にそそぐ引地川。地域の大人と子どもが一緒になって取り組む一斉清掃が7月27日㈯に開催される。有志ボランティアから成る実行委の主催で19回目。「地元の自然に親しむきっかけに。ぜひご家族でご参加を」。
参加募集~直接会場へ
午前9時受付開始。参加は当日直接会場へ
タイムスケジュール
9時30分 開催セレモニー
10時~11時 引地川清掃 *ふれあいゾーン先行
10時30分~11時30分 ふれあいゾーン イカダの川下りやザリガニ釣り
11時~ かき氷・ポップコーンの振る舞い
11時40分 閉会セレモニー
“川は未来に流れていく”〜川から見た藤沢〜企画特集
「大人から子どもへ清流つなごう」
そんな状況を見かねた有志が清掃を始めたのが2000年のこと。空き缶やビニール袋、自転車に廃タイヤ。集まったごみは回収車3台分にも上る膨大な量だった。
地元を流れる川を、皆できれいにしよう――。地道な活動だったが、輪は次第に広がった。今や地元企業や行政も巻き込んだ、200人近くが参加する一大行事に成長。また、引地川清掃を中心に活動する「河童北友会」が様々なイベントを企画し、自然の大切さを多世代に伝えている。
長年にわたる活動の成果で次第に清流は戻り、今では鮎の遡上も見られるように。「昔の環境に戻りつつある気がする」と齋藤代表はほほ笑む。
今年のテーマは「川は未来へ流れていく」。清流を維持し続けるのはもちろん、大切なのは環境美化の意識を次世代に伝えること。街が汚れれば川が汚れ、行きつく先の海も汚れてしまう。「だから世代を超えて意識を共有したい」。それがメンバーに共通した願いだ。