バブル景気絶頂の平成元年(1989年)からの30年間を振り返る展示会「YOKOHAMA1989―“平成”スタート」が市中央図書館地下1階で開催されています。市史資料室主催で会期は9月23日まで。入場無料。
展示では、80年代の日本と横浜の社会状況の説明から、横浜独自の都市改造プラン「六大事業」の整備、昭和の終焉、新たに誕生した「みなとみらい21地区」を会場とした横浜博覧会の紹介、混沌と低迷の90年代などについて、同資料室所蔵の写真や神奈川新聞の記事を使用して、8つの構成で解説しています。
また同資料室展示コーナーには横浜博覧会のマスコット「ブルアちゃん」のぬいぐるみをはじめとした関連グッズや88年に市が発行した当時のライフスタイルを紹介する「よこはま市民生活白書」なども一部紹介されており、30年前の生活を振り返ることができる。会場を訪れた小島稔さん(71)=神奈川区=は「躍動し発展してきた横浜を感じられた」と感想を話しています。
専門家による講演も
8月24日には講演会「平成元年の横浜を見説く・読み解く」が行われる。同資料室主任調査研究員の平野正裕さんが「映像で説く平成元年の横浜」を、神奈川新聞アーカイブズの平松晃一さんが「『神奈川新聞』が報じた平成元年」をテーマに講演。午後1時半〜4時半。申込などは同資料室【電話】045・251・3260。