BBQ(バーベキュー)禁止、丸子橋周辺多摩川河川敷を憩いの場に【11月13日まで】

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BBQ(バーベキュー)禁止、丸子橋周辺多摩川河川敷を憩いの場に【11月13日まで】
実験が行われているエリア

川崎市が11月13日まで社会実験

 川崎市は10月7日から、丸子橋周辺の多摩川河川敷でバーベキューを禁止する社会実験を始めた。以前から、ごみの不法投棄やマナー違反が問題となっていたことから、ジャズライブなど新たな試みを11月13日まで行う。以降は、地域住民らのアンケートをもとに河川敷の活用方法を検討する。

 社会実験を行うエリアは、国が管理する区域と市が管理するピクニック広場。11月13日までの期間中、市が国の管理地を借り上げ、バーベキューが禁止となる。10月12日(土)には、親子向けの遊具などを設置するイベント「プレイグリーンパーク」を開催。その後も、ジャズライブや丸子の渡し祭りなど家族で参加できるイベントを定期的に実施する。また、土日祝日の午前9時から午後4時までは簡易的なテーブル、椅子、プランターを置き休憩スペースを設けるなど、憩いの場にする。

 川崎市は実験後、バーベキュー利用者や河川敷の施設利用者らを対象にアンケートを実施し、今後の活用方法の判断材料にする。市担当者は「アンケートをもとに、自由利用のままにするか、バーベキューを禁止にするか、次年度以降も実験を続けるかを含めて検討する」と話す。

マナー違反に対策

 市が管理する全ての区域はバーベキューが禁止だが、国の管理地は利用規制が無く盛んに行われており、利用者によるマナー違反などが問題となっていた。近くでサービス業を営む男性は「トイレを貸しても壊されたりして、今は貸すのをやめている。ごみ置き場には、ごみが勝手に捨てられて困っている」と話す。

 地元町内会会長の尾木孫三郎さんは、近隣住民からの相談を受け、行政や関係機関とで構成する「丸子橋周辺バーベキューに関する連絡会」を2012年に発足。現場を調査し啓発活動などを行ってきた。尾木さんは「これまで何回もマナー順守を訴えてきており、マナーは良くなっている。河川敷は自由に使って良い場所。バーベキューをしても良いが、マナーを守る意識が高まる機会となれば」と話している。

開催日

2019年10月7日(月)~2019年11月13日(水)

住所

神奈川県川崎市中原区

公開日:2019-10-15

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