川崎市高津区内新作にある「川崎市民プラザ」を会場に12月1日(日)、茶道の作法を英語の解説付きで学べるイベントが行われる。近隣エリアの在住外国人はもちろん、日本文化の情報発信などに熱心な高津区民などにも広く参加を呼び掛けているこの企画。その詳細は―?
講師レクチャー2か国語で
当日は10時半からと、14時からの2回(集合は30分前にフロント前)、同プラザの茶室で予定されているこのイベントのタイトルは「英語de茶の湯体験」。参加者はまず茶道について基本的な考え方や所作などを専門家講師から学び、その後、茶道の経験を持つ通訳が英語でそれぞれの要点をレクチャー。説明を受けながら各自お茶を点て、味わう事ができる。
「茶道の心」「お辞儀の仕方」「茶室でのマナー」については、日本人であってもなかなか学ぶ機会が少なくなりつつあり、基礎から気軽に学べるこうした企画は貴重な場。さらに英語による解説については、日本を訪れる外国人などにとても喜ばれているという。
高津区の参加者、大歓迎
2017年秋から定期的に実施されているこの企画。当所は訪日や在住の外国人のためだけに開かれていたものの最近ででは門徒を拡充。「英語で日本文化を発信する事に意欲的な高校生以上の方ならば大歓迎ですよ」と高津区などからの参加者を広く募っている。
参加費は1500円(抹茶代、お菓子代、懐紙セット代など込)で各回15人の定員制。詳細問合せや申込みは同プラザのフロントで直接受付けるほか電話(【電話】044・888・3131)でも対応可能となっている。
「おもてなし精神」養って
世界規模のスポーツイベントを来年に控える日本では、誘致の際にも話題となった「おもてなし精神」に代表されるように”和の心”、とりわけ茶道などの作法や立ち振る舞いに注目が集まりつつある。「日本文化」と「英語」の教養が一度に身に付く同様のイベントは今後、ますます盛んに開かれるかもしれない。