NPO法人夢キューブ(高橋純子代表理事)が、山北町に私設の移住相談所を設ける準備を進めている。行政が行う定住対策とは別に、民間の視点でまちの活性化につながるよう、空き家の利活用等に努める方針だ。
まちづくりの一環
これは、市民による自発的なまちづくりを支援している横浜プランナーズネットワークの支援を受け、夢キューブが方針を決めて進めている事業。設立以来、地域の活性化事業を展開してきた山北町在住の高橋代表が、愛する山北の将来を見据えて行うものだ。
開設場所は、山北1355番地・西洋料理ヴァンサン館の建物内で、設置にあたっては同店のオーナーが快く引き受けてくれたという。相談所の名称は「YAMAKITAぷらっと」を予定。移住相談、移住案内はもちろん、暮らしの情報提供、移住者交流、特産品の開発・販売なども視野に入れている。「まちのコンシェルジュが応対します。老若男女誰でも気軽に立ち寄れて、あったらいいなと思うもの、サービス、活動を、地域にある縁で一つ一つ丁寧につなげていきます」と話している。
月1回話し合う会
空き家の利活用を主な事業に挙げているが、空き家になる前に、家主向けの郵便受け管理や写真サービスなども行っていく見込み。また、月に1回、同所で「ぷらっと語り合う会」を催すことになっており、先月第1回目が開催された。
2019年12月7日現在、正式な開設日に向けて整備中で、2020年春の本格オープンを予定している。スタッフも募集中。問合せは【携帯電話】090・3543・6110へ。