吉祥(おめでたい)の美一堂に
戦後、終の住処となる葉山町一色に住み、その邸宅では縁起にまつわるこだわりを感じさたり、来客には吉祥文があしらわれた器でおいしい料理をふるまうなど、皆と幸せを分かちあった山口蓬春。今回、そんな蓬春の「福」を求める日本画や収集した吉祥の美術品の美を一同に展示。
新春企画「福を求め、描き、そして愛した吉祥の美」を山口蓬春美術館で2月8日から開催する。若い頃に奈良や京都、熊野などを巡るなか、「那智の滝」で鮮烈な画壇デビューを果たし、自らと周囲の人々の「福」を求めて生きた一面を紹介する。また、2月16日(日)午後2時からは学芸員による展示解説もある。