中学生に新たな楽器を
市立中学校吹奏楽部の楽器購入支援を目的としたチャリティーコンサート「港音楽祭第3弾」が、2月23日(日)に三浦市民ホールで開かれる。
同コンサートの発起人は、国内初の女性サックスプレーヤーとして活躍する朝本千可さん(市内在住)。限られた学校予算での買い替えや修繕が難しく、老朽化した楽器を使い続ける市内中学校吹奏楽部の現状を知り、支援を決意。朝本さんをはじめ、プロミュージシャンと三崎中学校吹奏楽部が出演するチャリティーコンサートを一昨年に初めて開催し、好評を博した。
これまでに計40万円が市教育委員会に寄附され、バリトンサックス1台を購入。趣旨に賛同した楽器輸入商社「野中貿易」がサッカースタジアムでの演奏ステージに招待したり、篤志家からトランペットの寄贈を受けるなど、支援の輪が広がっている。「楽器購入だけでなくコンサートから派生した支援ができて嬉しい」と朝本さんは手ごたえを話す。
山口憲一さん登場
今回のゲストは市内在住でロカビリーギタリストの山口憲一さんや、トランぺッターの小林正弘さんがゲストに登場するほか、三崎中吹奏楽部もパフォーマンス。部長の三澤くみさん(2年)は、「会場を楽しませることはもちろん、自分たちも楽しんで演奏したい」と意気込んだ。