横浜中華街発展会協同組合(以下、発展会)は3月20日から、中華街大通り入口の善隣門に全国からの応援への感謝を示す横断幕を掲げている。
横浜中華街では新型コロナウイルス感染症が中国で感染拡大して以降、大型の予約のキャンセルが相次ぎ客足が大幅に減少。臨時休業する店舗も相次いだ。また複数の料理店に中国人を誹謗中傷する手紙が届くなど、心無い行為や風評被害に苦しんできた。一方でこうした状況に、全国から励ましの声や応援メッセージが各店舗や発展会へと寄せられた。
そこで今回、発展会では応援への感謝と負けずに頑張っていく姿勢を来街者をはじめ多くの人たちに伝えようと、新型コロナウイルスに負けない心の旗印として横断幕の設置を決めた。
横断幕には「みんなありがとう」という感謝の言葉のほか、発展会や各店舗がSNSで使用する「#がんばれ中華街」のフレーズを盛り込んだ。加賀町警察署向かいの、善隣友好の象徴である善隣門に掲出されている。
発展会のHPによれば3月18日時点で横浜中華街での新型コロナウイルス発症者は確認されていない。
ハマスタに初の監修店舗
発展会がメニューを初監修した新店舗が、横浜スタジアムに新設されたレフト側スタンド3階に今季から開店する。
店舗の名称は「濱星樓(はますたろう)」。中国定番スパイスの花椒が効いた麻婆豆腐や、マンゴー杏仁プリンなど本格的なメニューがスタジアムで楽しめる。