休業要請や外出自粛の影響で窮地に立つ飲食業界。テークアウト中心の営業に切り替える店舗が増える中、「1カ所でさまざまなジャンルのメニューを楽しんで」と新たな企画が立ち上がった。その名も「青空テイクアウト広場」。小田原市や近隣市町で営業するキッチンカーが一堂に会するイベントだ。
キッチンカーの主戦場は、パチンコ店やスーパーの駐車場、催事会場など。だが催事中止や休業措置が相次ぎ、出店場所の確保もままならない状況に陥った。
普段主にパチンコ店でラーメンを販売する川崎雅一さん(屋台ブラック)は「力を合わせられないか」と同業者に打診。自身が所有する敷地を開放し、キッチンカーを集結させようと呼びかけ、和田弘樹さん(串焼き屋 和串)、石見英則さん(たこ焼き 多幸家)、モハメディさん(ペルシャ料理 クーチェ)が手を挙げた。
初開催の4月18日(土)に向け「お互い助け合いたい」(モハメディさん)「食事の準備も大変な中で力になれたら」(和田さん)と意気込みを見せる。石見さんは「アツアツを食べてもらい笑顔が広がれば」と話しており、待ち時間なくできたてを提供できるよう事前予約を勧めている。
場所は小田原市の風来(西大友420)の駐車場。時間は午前11時〜午後7時で、飲食スペースは設けず、持ち帰りのみ。18日以降は原則毎日開催。出店者は日替わりとなるため、要確認を。(問)川崎さん【携帯電話】090・9335・4846