日産自動車株式会社テクニカルセンター(厚木市・伊勢原市/以下NTC)では、同社ホームページを通じて緊急事態宣言の外出自粛中に自宅で子どもから大人まで楽しめる「ぬりえ」の提供を開始した。
デザイン部門から発案
厚木市と伊勢原市にまたがるNTCは、日産自動車(株)の開発拠点のひとつ。今回の「ぬりえ」は休校の小中学生に何かできないかと模索中に、NTC内にあるデザイン部門のスタッフから発案があったという。
NTC内のデザイン本部にはデザイナー・モデラー・スタッフ合わせ600人前後が在籍しており、これまでもCSR活動の一環として「日産デザインわくわくスタジオ」などを開いている。
書き方マニュアルも
現在HPで公開されている「ぬりえ」は24種類。書き方マニュアルも用意された「特製キット」が6種類。在宅勤務のなか、種類を増やしているという。同部の杉野元さんは「プロのデザイナーも、子ども時代の創作意欲が今の原動力になったりしています。子どもたちにも創作を通じて楽しい体験をしてほしいと、みんな心を込めて描いています」と話す。また特製キットではリアルに塗れるプロの技術も解説され、大人も楽しめる。同社R&D総務・企画統括部の千原詩郎さんは「連日、様々なニュースが流れる中ですが、地元の皆さまに少しでもぬりえを楽しんでいただければ」と話す。
ぬりえは日産自動車株式会社グローバルサイトからデザイン、スケッチブックへ。