新型コロナウイルス感染症の拡大防止を受け、外出自粛の要請が続く中、自宅でできるストレッチなどがさまざまな媒体で紹介されているが、厚木市にも独自の体操があるのをご存じだろうか。市制60周年を記念して2014年に作られた「あゆコロちゃん体操(新あつぎ市民健康体操)」だ。
この体操は、1990年に作られた「あつぎ市民健康体操」に代わるものとして、神奈川工科大学の協力を得て制作された。コンセプトは【1】体を活性化させる、【2】親しみやすい、【3】健康づくりができる、の3点。子どもから高齢者まで幅広い年代ができるように作られた。
「楽しく笑顔で」
あゆコロちゃん体操は音楽を含めて4分30秒ほど。リズムに合わせて行う左右非対称の動作は、脳の発達や活性化、認知症予防に効果的で、早いリズムに合わせて動くので、心肺機能を高めることができるという。
「実際に体操をした人からは『難しい』という感想を聞く」と言うのは市健康づくり課の担当者。「難しい体操を頭で考えながらやることで効果がある」と話す。
実際に体操する時のポイントを聞くと、「最初は見様見真似でやってみて、間違えたら笑ってごまかすくらいで大丈夫。難しい体操と言われていますが、繰り返すことで覚えてもらえると思う。何よりも、楽しく笑顔で体を動かしてほしい」と話す。
あゆコロちゃん体操の紹介は市ホームページやYou Tubeの市公式チャンネル「Atsugicity」から見ることができる。
指導員養成講座の受講性募集中
同課では、令和2年度あゆコロちゃん体操指導員養成講座の受講生を現在募集している。
指導員は、出前講座やイベントなど、地域であゆコロちゃん体操の普及、指導を行う。任期は2年で、40〜70歳代の市民が活躍している。
指導員になるためには、養成講座の受講が必須で、これまでの受講者数は延べ54人。講座は全14回で、6月から市保健福祉センターで開催される(新型コロナウイルスの影響で日程変更の可能性あり)。実際に活動した指導員からは「活動していて楽しかった。リズムに合わせて楽しそうに体を動かす人たちを指導していて、こちらも嬉しくなった」という。指導員自身の健康づくりにも役立っているという。
受講資格は市内在住で18歳以上の人。講座に出席でき、運動ができ、指導員として活動できる人。定員20人程度。受講費用無料。
希望者は応募用紙に記入の上、市健康づくり課に提出する。締切りは5月15日(金)。応募用紙は市ホームページなどから入手できる。詳細、問い合わせは市健康づくり課【電話】046・225・2201へ。