発明の奨励や、知的財産権制度の普及啓発活動を行っている神奈川県発明協会は、2020年も「神奈川県青少年創意くふう展覧会」を11月20日(金)から22日(日)まで、神奈川中小企業センターで行われます。
79回目を迎える展覧会。県内の小中学生が発明したアイデア作品が集められ、優秀な作品には、神奈川県知事賞、教育長賞、日本弁理士会会長奨励賞などが贈られる予定です。
2019年の神奈川県知事賞
2019年、県知事賞を受賞したのは小学生1人、中学生2人の計3人。
「松ぼっくりの湿度計」
茅ヶ崎市立松浪小学校5年生の作品です。湿度に応じて、松ぼっくりのカサの角度が変わる性質を利用し、まつぼっくりがデジタル機器に負けない湿度計に。
「ベスト型三角巾」
茅ヶ崎市立円蔵中学校の2年生が作りました。傷病者が三角巾で腕を吊る際、首一点に重さが集中し痛くなることを改善できないかと、重さが分散されるベスト型の三角巾を製作。左右の腕、どちらでも吊るせるのがポイント。
「かってに戻ります。」
山型に干すことのできる足ふきマット「かってに戻ります。」。干し忘れを防ぐだけでなく、山型にしたマットはバネの力を利用し、勝手に戻る仕組みです。葉山町立葉山中学校3年生の作品です。
受賞作品の中から、さらに「これは!」というものについては、全国展に推薦されるケースも。過去には、文部科学大臣賞を受賞したこともあるそうです。今年、どんな作品が登場するのか、今から楽しみです。
会場は神奈川中小企業センター 14階多目的ホール。