伊勢原市は、10月2日・3日に予定していた「第54回伊勢原観光道灌まつり」を2年連続で中止にすると、5月28日に発表した。市などでつくる実行委員会が、同日決定した。
市商工観光課によると、新型コロナウイルス感染症の収束が見通せない中、感染症の拡大防止と来場者やまつり関係者の健康と安全を最優先としたためだという。
まつりの中止は、今回が3回目。昭和天皇の体調が悪化した1988年(第21回)と、新型コロナの感染が拡大した2020年(第53回)も中止にした。
実行委員会会長を務める高山松太郎市長は、「市制施行50周年記念事業として、例年以上に多くの皆さまに楽しみにして頂いていたまつりを中止せざるを得ないことは断腸の思い。安全・安心なまつり運営を最優先事項として、このような決断に至った」とコメントした。
なお、伊勢原市商工会と伊勢原市商店会連合会が主催し、両日に開催を予定していた「第47回商工まつり」も、同様の理由で中止することが決まった。