「生活が苦しい家庭に食事を」 居酒屋チェーンが無料提供(鎌倉市大船)

「生活が苦しい家庭に食事を」 居酒屋チェーンが無料提供(鎌倉市大船)

食支援を行う大船店の田中店長(右)と従業員

 大船駅近くの居酒屋チェーンで6月1日から、ひとり親世帯や学生、求職中の人を対象に、無料で食事を提供する取り組みが始まった。同店を運営する(株)コロワイド(本社・横浜市西区/野尻公平代表取締役)が行っているもので、担当者は「このような状況でも食の楽しさを伝えていきたい」と話している。

「コロワイド食堂」と名付けてスタート 

 きっかけとなったのは、同社の運営店舗で働くアルバイトから「休業によりお金を稼ぐことが出来ず、生活が苦しい」という声が寄せられたこと。そこで同社は、生活困窮者に食事を無料提供することを決断。「コロワイド食堂」と名付け、6月1日から全国4店舗でスタートさせた。

支援の対象は 

 支援の対象となるのは、新型コロナウイルスの影響で勤務・アルバイト先に影響が及んでいるひとり親世帯や求職者、学生など。同社広報室室長の高橋敬一郎さん(45)は「我々ができることは食を通しての支援。より多くの人を支えていきたい」と話す。

地域と連携

 市内で「コロワイド食堂」を開始したのは大船駅前の居酒屋チェーン「北海道大船店」。5月下旬に実施が決まると、大船駅周辺の保育園や学校、団地、鎌倉市役所にチラシを配布するなど、広報活動を行った。

5種類(子どもは2種類)のメニューから 

 開店時間は正午〜午後7時で、昼食及び夕食を無料提供。利用者はチケットとなるチラシなどを提示することで、カツカレーや豚丼など5種類(子どもは2種類)のメニューから好きな定食を選べる。店内は時間内なら勉強スペースとしても活用可能で、学生や親子などが足を運んでいる。利用者から「至れり尽くせりで感動した」「母子家庭の知り合いに教えてあげたい」といった声も寄せられている。

 同店店長の田中康聖さん(47)は「お客様とコミュニケーションを図りながら居心地の良い空間を提供し、ご要望をメニューに反映させるなど工夫も凝らしていきたい」と寄り添う。

 このサービスは、休業中で今後閉店予定の店舗を活用した取り組み。実施期間は7月末までの予定だが、延長や実施店舗の拡大を検討中という。

利用方法などの問い合わせはコロワイド食堂事務局【電話】045・274・5985へ。

開催日

2020年6月1日(月)~2020年7月31日(金)

実施期間は7月末までの予定だが、延長や実施店舗の拡大を検討中

住所

神奈川県鎌倉市北海道大船店

問い合わせ

コロワイド食堂事務局

電話

045-274-5985

045-274-5985