台風被害で修復が必要に
平安末期から鎌倉初期に隆盛を誇り、鎌倉幕府成立に貢献した三浦義明の墓とされる横須賀市指定史跡「伝三浦義明廟所」。昨年秋に発生した2つの大型台風の被害を受けており、管理する大矢部の満昌寺は6月1日から「復旧プロジェクト」を発足させた。
台風の影響で墓所周辺の土砂が崩れ、多くの樹木も倒れ込んだが周囲の土塀に守られる形で、墓への大きな被害は奇跡的に免れた。この土塀を修復し、土砂や樹木の撤去と、斜面を補強する工事が現在も続いている。
支援を募るクラウドファンディング
永井宗寛住職は「市の補助も一部見込めるが総額約1千800万円と、寺の力だけではとても難しい。本来なら寺が全て賄いたいが有志からの協力が必要」と訴える。
その支援を募るクラウドファンディングを設立。支援額は一口3千円から10万円。支援へのリターンとして御守やクリアファイルといった記念品のほか、観世流能楽の鑑賞券も用意。800万円を目標に、9月末まで支援を募る。
詳細は「A─port 満昌寺」で検索。