新型コロナウイルス感染拡大防止のための臨時休館を経て、6月2日に再開したかわさき宙と緑の科学館(川崎市多摩区 生田緑地内)。引き続き感染症対策が求められる中、趣向を変えた展示で来館者を迎え入れている。
同日再開したのは1階展示室とミュージアムショップ、カフェ。入館時には検温や手指消毒の協力を促し、受付に飛沫防止用カーテンを付けるなど対策をとる。
展示室
川崎の自然を紹介する展示室では、展示を手で触れられないよう配慮。生田緑地内で撮影された生きものの写真が並ぶ「四季だより」や、家で楽しめる科学工作の紹介など新たな展示を加えた。立ち入り禁止エリアの標本は、向きを変えて外から見られるように。同館担当者は「対策が必要な中でも楽しめる工夫をちりばめた。展示を見て生田緑地を散策してもらえたら」と話す。
プラネタリウム定員50席で再開
プラネタリウムは6月16日に再開。定員を200席から50席に縮小し、投影内容は「今夜の星空解説」で統一。その日の星空を職員が生解説する。「一言一句同じではない、その日だけの話が聞ける良い機会」と同館。詳細はHPへ。
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