丸子6町会 台風の教訓、400人共有 防災訓練で対策協議【2020年2月14日号】

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台風当日の様子を語る研究会のメンバー

 丸子6町会合同防災訓練が2月9日、上丸子小学校で行われた。昨年の台風で地域一帯が浸水被害などを受けたことから、水害をメインとした訓練となった。被災住民や避難所運営者らは当日を振り返り、水害に対する備えや避難所運営に関する課題を共有した。

 訓練に参加したのは丸子6町会(山王町1、山王町2、新丸子東、新丸子東2・3、八幡町、丸子通1)の住民約400人。台風から得た体験や教訓を伝える講座は、丸子6町会防災研究会のメンバーらが中心になり開かれた。下水道業務に長年携わった本木好幸さん=人物風土記で紹介=が司会を務め、水害を検証するテレビ報道を放映しながら、避難所の様子を解説した。

 山王町一丁目町会の小金井雅純会長は当日を振り返り「初めての避難所運営にしてはけが人も無くスムーズだったが、寒い季節の対応など今回の経験を生かして考えないといけない」と話すなど、現場にいた人の声を交えながら避難所の運営や課題を参加者に伝えた。

 主な課題として、避難者の多くが食料や衣服など必要なものを持っていなかったこと、ペットと一緒に避難した人がいたこと、情報伝達の混乱などが挙げられた。当日、避難所ではこれらの課題に対し、住民らが協力し衣服の貸し出しやペットを避難所外で預かった。また、市の長期避難用の備蓄品は使えないルールとなっており、研究会の早瀬友江さんは「いざという時はルール通りにいかずその場での判断が必要になる」と話した。これに対し永山実幸区長は「避難所では、避難者の柔軟な判断で対応して構わない」と応えた。

 講座に参加した丸子通1丁目に住みマンションを管理する千葉勉さんは「当日避難はしなかったが、避難所の様子が知りたかった。とても参考になった」と話していた。

豪雨体験の訓練も

 校庭での訓練では例年行う消火器や起震車、AED体験などに加え、大型台風を想定した豪雨体験訓練も実施した。最大1時間300ミリの降水量を体験することができ、大雨の時の避難がいかに大変かを学べる。訓練に参加した西内博優くん(1年)は「台風の日は傘が使えなくて大変だった。すごい雨を体験できて良い経験になった」と話した。

川崎市町内会・自治会ページ

開催日

2020年2月9日(日)

住所

神奈川県川崎市中原区 上丸子小学校

公開日:2020-02-14

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