神奈川県立相模原公園(南区下溝)のサカタのタネ グリーンハウス内にある大温室「トロピカルガーデン」が、このほどリニューアルを遂げた。
温室ではこれまで約400種の熱帯植物が咲き競い、来園客の目を楽しませていたが、その種類の多さに植物が密集し、それぞれの特徴が希薄化することが問題になっていたという。
大規模リニューアル
そこで、新型コロナウイルス感染症の影響を受け休館となっていた3月から5月上旬までを利用し、大幅な植え替えを行った。植栽品種を約350種まで減らし、元ある花がより目立つように心がけたという。
「かなり思い切った。グリーンハウスができてから一番大きなリニューアル」と館長の菅野政夫さん。さらに植物をより近くで楽しめる小道や、花のアーチなども新たに製作。休館明けに訪れた来園客からは「だいぶ印象が変わったね」という声も上がっている。
菅野館長は「植え替えから環境になじむまでは2年ほどかかる。時々来ていただいて、景色の変化をお楽しみください」と呼び掛けている。