夏にピンク色の花を咲かせるヒガンバナ科の植物、「夏水仙」が秦野市千村5丁目の空き地で見ごろを迎えている。
夏水仙は多年草の植物で、花の咲く時期に葉がないことから、ハダカユリとも言われている。名前は秋から翌年の春にかけてスイセンに似た葉を出し、夏に咲くことが由来している。
この場所の手入れをしているのは、近所に住む玉川孝二さん。6年前、雑草が生い茂っていた約300平方メートルの土地で自生している夏水仙に気づき、世話をするようなった。
多くの人に観賞してもらおうと、道路沿いに株分けして月に1回ほど、草刈りを続けている。今では60株、およそ150輪の花が楽しめるようになった。
玉川さんは「毎年観に来てくれる人がいて嬉しい」と話す。
また現地まで来られる希望者10人に、球根をプレゼントする。問い合わせは玉川さん【電話】0463・88・1124へ。