「ホームやトイレ内にカニが闊歩している時がございます」。江ノ電・長谷駅に掲示されている一風変わった注意書きが利用者の目を楽しませている=写真。
カニが駅構内を悠々と
考案者は、長谷駅を担当して5年になる助役の泉淳さんだ。この時季になると朝晩を中心に、カニが駅構内を悠々と歩いているのが気になり、掲示を始めたという。
注意の呼びかけは昔話風に
カニのイラストつきの貼り紙が掲示されているのは、駅改札を入った目の前。注意を呼びかける言葉の後には「また、おにぎりとタネの交換は、ご遠慮ください。カニに青柿を投げつける行為も、お止め下さい」という昔話「さるかに合戦」を思い起こさせる文章も添えられている。「当駅独自のものなので、遊び心あるものにしたかった」と話す泉さん。貼り紙はSNSでも拡散され、話題となっている。
多い時はまるで運動会!?
泉さんによると、カニは海からではなく、駅そばの小川から来ているとみられ、「多い時はまるで運動会」と笑う。同駅がカニの出没スポットであることをカラスもよく知っているようで、狙っている姿もしばしば見られるそうだ。ホームには被害にあった「爪」が落ちていることもあるのだとか。
長谷駅ご利用の際は、ぜひ目を止めてみて!