コロナ禍の海、夏本番 安全順守を呼びかけ【三浦市】

シェアする
コロナ禍の海、夏本番 安全順守を呼びかけ【三浦市】
今月1日の三浦海岸の様子

 新型コロナウイルス感染症対策のため、今夏は開設されない市内5つの海水浴場。しかし、関東では平年より11日遅い梅雨明けを迎えた8月1日、真夏の日差しが照りつける三浦海岸に、海水浴を楽しむ小さな子どもを連れた家族の姿が多く見られた。

 同海岸入口には、県が遊泳自粛や感染症対策などを促す看板を設置。

そのほか、接触事故未然防止のため、ブイと柵を立て、水上バイクやSUP・ウインドサーフィンの乗り入れ、ビーチ・マリンスポーツができるエリアとのすみ分けを行い、来場者の安全を確保する。

 また、神奈川県と公益財団法人日本ライフセービング協会による安全・安心な海岸づくりのための包括協定に基づき、三浦海岸・大浦・荒井浜に各3人、横堀は2人、和田には5人のライフセーバーを万一に備えて配置(三浦海岸は8月末/その他は8月16日(日)まで)。パトロールを行いながら、ルール順守や注意を呼びかけている。

 三浦海岸の責任者を務める関口義和さんによると、7月は長雨の影響で海水浴客はほとんどおらず、8月も例年に比べて人出は大幅に少ないが、県・市が遊泳自粛を求めるなかでも海水浴を目的に訪れる人は後を絶たない。関口さんは、「コロナ対策や熱中症予防など、2020年の夏にあった安全対策をしてほしい」と話していた。

住所

神奈川県三浦市三浦海岸

公開日:2020-08-08