秦野市内の休耕地などを活用して地域の魅力づくりを行う「秦野市里地里山を育む会(浅見一義会長)」が、西田原でヘチマ棚を使った「ヘチマの道」を作った。
同会は荒廃した里山の整備や、植樹などの環境活動のほか、ラオスやカンボジアなど、市内に住む外国人への農業普及活動にも力を入れている。
「ヘチマの道」は同会が管理を任された約5600平方メートルの土地の一部を使ったもので、今年初めて作られた。ヘチマ棚は木製で幅が約4メートル、長さ約30メートルで、入口には手作りの看板を設置した。7月上旬から黄色い花をつけ始め、現在はたわわに実ったヘチマを観賞できる。近隣にはコスモスなども植えられていて、彩りを添えている。
浅見会長は「7月に開花したヒマワリに続き、ヘチマも順調に育って良かった。花などを育てることで近隣のごみも減り、防犯にもつながっていると思う。来年は棚の片側だけでなく、両側にも植えてより見ごたえのあるものにしたい」と話している。9月中旬ごろまで見られる予定。
詳細は浅見会長☎0463・81・8721(午後6時以降)