橘地区連合自治会などが中心となる「橘ふるさと祭り」が8月4日(日)に行われる。「住民手作り」が特徴の同祭りは、今年で40回の節目を迎える。実行委員長の森幸男さんは「子どもから年配の方まで、ひとりでも多くの方に楽しんでもらえたら」と話す。
橘ふるさと祭りは会場となる川崎市民プラザ(新作1の19の1)が完成したことを契機に1980年、第1回が同所で開催された。橘地区連合自治会など橘地区の社協、子ども会や区役所など11団体で構成される実行委員会が主催している。
もちつきコーナーや多摩川鮎の塩焼き、体力測定など各団体が出店、出品、展示を行う。収益金を地域福祉に活用するバザーのブースは、毎年長蛇の列ができるほどに。
屋内広場では住民たちによるカラオケ大会、ふるさと劇場では、ダンスやお囃子、合唱、舞踊が披露される。会場から遠い地域の人も参加しやすいよう、当日は臨時バスが運行。また、祭りのポスターは橘地区内の小学校児童が描くことが恒例に。今年は5校79点の作品の中から新田莉央さん(末長小学校5年)の作品が選ばれた。
森幸男実行委員長も開催当初から、消防団として警備に携わっている。森委員長は「住民や関係団体の方たちの手作り感が、地域の一体感につながっているのかな。家庭的な雰囲気もこの祭りの特徴。夏の祭りといえばこれ、という地域に根差したお祭りに成長したと思う」と話す。
開催時間は午前9時30分から午後5時15分まで。電動アシスト自転車などが当たるお楽しみ抽選会の参加受付は、午後4時15分まで、発表は4時30分から(区内在住、小学生以上対象)。