生田の五反田自治会が7月18日、同会館で手作りマスクの体験会を開いた。婦人部の呼びかけに会員18人が集まり、暑い夏にも使いやすい布マスクの作り方を学んだ。
この日は、よみうりランド花ハウス地域包括支援センター(菅仙谷)や区高齢障害課の職員も参加。同センターの佐久間真弓さんが講師となり、縫いしろの取り方や布の合わせ方などポイントを説明した。手縫いのため黙々と作業が続いたが、1時間半ほどで完成。丁寧に針を縫い進めた田島みどりさんは「雑巾も縫ったことがないくらい裁縫をしてこなかった。やってみて楽しかった」と笑みを見せた。他の参加者も「自分だけのマスクっていいね」「裁縫が苦手な私でもできた」と語り合った。
体験後は、保健師による新型コロナウイルス感染症についての講話も。「80歳以上の感染者のうち10%近い方が数週間以内に亡くなっている。ワクチンが出回るには時間がかかる」と話し、マスク着用や手指の消毒等の対策徹底をはじめ、健康管理の大切さを語った。
体験会は婦人部部長の小板橋昌子さん、井上紀代さんらが企画。「婦人部でできることがないか考え、コロナの話も聞けたらと思い花ハウスに相談した」と井上さん。小板橋さんは「マスクの作り方をいろんなところで見るけれど、実際にやってみないとわからない。家族や知り合いにも広めてほしい」と語った。