一般社団法人八王子青年会議所(JCI/村田晃一理事長)は11月15日(日)、市内2カ所で花火の打ち上げを行う。「密」を避けるために場所は非公表だが、時刻は19時と同5分の2回(別の場所)で実施。担当者は「ぜひ夜空を見上げてほしい」と呼び掛ける。
市内2カ所 場所は非公表 5分150発
「届け明日への希望の花火」をテーマに、コロナ禍の最前線で働く人への感謝の気持ちと、市民に明日への希望を持ってもらいたいという思いを込めて打ち上げる。JCIの中でも、その年の最大のプロジェクト「全体事業」にあたる。コロナ禍で外向きのイベントが実施できなかった今年、JCIにとっても大きな「打ち上げ花火」となりそうだ。
打ち上げ場所は2カ所で、感染症対策としていずれも非公表。規模は最大2・5号玉を含む150発で、約5分。小雨決行。天候により打ち上げできない場合は11月22日に延期する。
花火は夜空を見上げることで、直接探してもらう以外にも、ユーチューブの「八王子青年会議所チャンネル」で生配信する。また、生配信の後も、アーカイブ映像で見ることができる。
この企画の背景には、JCIがとったアンケート結果で「コロナにストレスを感じる」「今年は楽しい思い出がない」といった声が多かったことから。村田理事長は「会場探しではメンバーも苦労したが、世の中が前向きな気持ちになってくれれば」と話す。
なお市内の花火については5月に予定していた八王子花火大会が中止となっている。
新「ぼくはち」も地元学生らと
JCIは同じく11月15日、正午から「ぼくらの八王子2020〜笑顔と希望でつなぐ未来〜」をユーチューブで公開。さらに市内街頭の大型ビジョンでも放送する。
「ぼくはち」は、2016年に、市制100周年の八王子市のオリジナルダンスソングとして作られたミュージックビデオ。市とデジタルハリウッド大学(松が谷)が共同制作したもの。
今回、JCIとして2020バージョンを作製。村田理事長は「コロナで自粛が続く中、市民から公募した笑顔の写真1000枚を使うなど、見た人に元気を与えられるようなものを目指す。八王子出身の芸能人や著名人なども登場する。人と人とのつながりを感じてもらいたい」と話す。ご当地アイドルのエイトプリンセスやDJのYUTAROさん、八王子車人形を継承する西川古柳座が出演。石森孝志市長も登場する。
スタッフも地元色を意識した。エイトプリンセスの衣装プロデュースは山野美容芸術短期大学(鑓水)の学生によるもの。映像は市内の大学に通う麻生寛太さん、吉村佳祐さん、倉金汀さんが担当した。
同チャンネルのほか、街頭では、横山町にあるセブンイレブン上の「八王子YYビジョン」での放送が決定している。同日から1カ月間。1時間に4回、30秒間となっている。