信松院(台町)の庭園に今年も「雪吊り」が設置された。本来、雪の重みで枝が折れること防ぐ目的で設置されるが、信松院では、冬の風物詩として楽しんでもらおうと毎年取り付けている。
本場・金沢の兼六園の職人の指導のもと、(株)鈴木造園(滝山町)が今月5、6日の2日間にわたって取り付けた。担当した同社専務の安川美智太さんは「入口に近い方は低く設置し、奥に行くほど高くすることで、奥行きを表現しました。寒い日の朝は縄に白い霜が降りて幻想的な美しさですよ」と話す。
七福神ちなみ
なお信松院は元旦から1月10日まで行われる「八王子七福神めぐり」のスポットの1つで、それにちなんで7本の木に雪吊りを施している。