毎年5月4日・5日に相模川新磯地区河川敷会場で開かれてきた「相模の大凧まつり」が、新型コロナウイルス感染症の影響により今年も中止となることが決定した。1月29日に同まつり実行委員会が発表した。
相模の大凧まつりは、天保年間(1830年頃)から続く地域の伝統行事。壮大な凧が大空を舞う姿は広く市民から愛され、毎年多くの観客で賑わいを見せていた。しかし新型コロナウイルス感染症の収束の見通しが立たないことから、昨年に続き中止となることが決まった。同実行委員会の川崎勝重委員長は「会員一同断腸の思いだが、皆さまの健康・安全を考え、苦渋の決断をした。楽しみにしていただいた皆さんに申し訳ない」と話している。