「地域の子どもと高齢者・障害者をつなぐビデオレター」
コロナ禍で途絶えがちな地域のつながりを保とうと、宮前区地域ケア推進課が制作を進めていた冊子「地域の子どもと高齢者・障害者をつなぐビデオレター」が完成し、配布されている。
宮前区内で、子どもから高齢者・障害者施設へビデオレターを送り返礼の品を返す、交流を深める取り組みが2020年末から2021年にかけて行われた。同企画を伝えている。
新たなつながりも
冊子では、企画に賛同した21施設の取り組みのほか、各施設の地域へ向けて行っている取り組みや、今後の展望なども紹介。参加した施設からは「今まで交流があったのに、コロナ下で突然会えなくなったことは衝撃だったが、ビデオレターでつながりが保てて良かった」「贈る相手を思い制作にあたることで元気になれた」などの声があがっている。
同企画は広がりを見せ、役所内他部署や区内外にも伝わり、NHKにも取り上げられた。施設同士に新たなつながりも生まれているという。
川崎市ウェブサイトでも
制作にあたった同課の長山絵美さんは「コロナが収束した後も活用できる、新しい取り組みになったと思う。無数のつながりが育まれ、より広がっていくことを願っています」と話している。
冊子はA4サイズ、12ページで1500部発行。参加施設のほか、区役所、市民館・図書館、向ヶ丘出張所などで配布しているほか、川崎市ウェブサイトでも閲覧できる。