独自のホームページを制作して情報発信をしている上平間第二町会。イベント情報や老人会・子ども会の活動、防災情報などを日々発信している。令和元年東日本台風の際は、いち早く避難所の情報を発信した。
町内会が川崎市と協働で進めた防災まちづくりの取組の一環として、2017年に開設。同時に、年2回発行していた瓦版の発行を止め、情報をホームページに集約するようにした。井出宏夫会長は「ウェブはより多くの人に見てもらえる。実際『ホームページを見た』と新しく入会してくれる人もいる」と話す。
現在は、ホームページ班の小島茂治班長のもと若手3人で運用。大切にしているのは「スピード感」だ。メンバーの一人、田村保夫さんは「できるだけ新しい情報を届けたい。それが瓦版との違い」と話す。写真点数を多くすることも心掛けの一つ。「若い世代に町内会の活動を、写真を通して視覚的にわかりやすく伝えていきたい。そして、町内会の活動を知ってもらい入会してもらえれば」と話す。
回覧板と2本立て全世代をカバー
若い会員を中心に支持を集めているホームページ。とはいえ、シニア世代にとっては馴染みにくいのも事実だ。そのため、回覧板と掲示板も今まで通り活用しているという。「ホームページと回覧板の2本立てで、幅広い世代に合わせた情報発信を心掛けていきたい」と井出会長。
ホームページを持つ町内会はまだまだ少ない。井出会長は「デジタル化の時代。他の町内会にも広がれば」と話した。