「第9回港北オープンガーデン」
横浜市の港北区役所は、区民が手入れした庭や花壇を巡る「第9回港北オープンガーデン」を4月12日〜5月23日、区内114会場で行う。会場数は過去最多。初の試みとして、会場の様子をオンライン動画配信する。区の担当者は「コロナ禍でも工夫してイベントを続け、地域のつながりの場をつくれたら」と語る。
花と緑を通して人々の交流を促し、港北区の良さを再発見することが目的。初開催の2013年は23会場だったが、参加者が参加者を呼ぶ形で会場数を増やしてきた。市内では最大級のオープンガーデンで、19年に開催した第7回は約8400人が来場した。昨年実施予定だった第8回は、新型コロナの影響で中止となった。
「現地」「動画」で二度楽しい
今年はコロナ禍での開催を踏まえ、現地会場のほかに「動画配信」も行う。同区区政推進課の田中郁雄課長は「現地会場は、地域を散策しつつ花を観賞したり、香りを楽しむことが醍醐味」と話す。今年は感染症対策のため、個人宅の庭内に入っての鑑賞はできない。一方、動画配信は「庭内を撮影しているため、現地では見られない箇所や花の細部を見ることができます」。動画は一会場につき約2、3分。YouTubeチャンネル「【公式】港北オープンガーデン」(同名で検索)で鑑賞できる。
プレゼント有チャレンジ企画
東京2020大会の英国代表チームの事前キャンプ地である横浜市。両者をつなぐ親善大使で、英国の人気キャラクターの「ひつじのショーン」とのコラボ企画も行う。YouTubeチャンネルでは、ショーンが会場を訪問する動画を配信。参加型の「チャレンジ企画」も実施する。
リーフレットに書かれたパズルを解き、キーワードを応募すると、抽選で50人に同キャラクターグッズをプレゼント。リーフレットは区役所や地区センターで配布している。応募期間は4月12日〜5月30日。区のサイトから応募できる。リーフレットの片面には塗り絵クイズも記載。動画内のヒントをもとに色を塗ると、ある絵柄が完成する。田中課長は「今年は開催期間が長いため、多くの花を楽しんでいただけるのでは。感染症対策の上お楽しみください」と語った。