2018年から前期・後期の2期にわたり行われてきた、伊勢原市総合運動公園再生修復整備事業の2020年度工事が完成し、4月3日から利用が始まった。
完成したのは旧芝生広場から生まれ変わった子ども広場の北側、「冒険遊びゾーン」。幅4mのワイド滑り台や 全長36mのロング滑り台のほか、冒険丸太渡りやステップ丸太、ターザンロープなどのアスレチック遊具、健康器具、ベンチなどが設置された。これにより2019年度に整備が完了していた「空と大地のゾーン」と合わせて「子どもの広場」が完成した。
山側展望デッキと海側展望デッキを設置
さらに広場東側の山の上の展望広場には、大山や丹沢山系、箱根の山が見渡せる山側展望デッキと、相模湾を一望できる海側展望デッキを設置。大人から子どもまで幅広い世代が楽しめる施設になった。市内から家族で訪れたという杉崎梨沙さん(32)は「伊勢原には子どもが遊べる公園が少なかったのでありがたい」と話し、陽斗君(3)と夏帆ちゃん(2)は「滑り台が怖かったけれど楽しかった。また来たい」と笑顔で話した。
この日は完成披露式が開催され、高山松太郎伊勢原市長をはじめ、来賓や工事関係者らが出席。高山市長は、「これまで市内には子どもたちが遊べる大きな公園が少なかったが、子どもからご高齢の方まで、全世代が楽しめる憩いの場ができた。市内外の人に広く楽しんでもらいたい」とあいさつした。
また遊具の整備などを請け負った山王総合株式会社(吉田守代表取締役)が枝垂れ桜と展望案内板を寄贈。高山市長から感謝状が贈られたあと、植樹が行われた。