「かぶとむし・くわがたむしに会いにきてね――」。川崎市立中原図書館で現在、カブトムシとクワガタムシの成虫が展示されている。8月31日まで。場所は5階の登録相談カウンター前。
カブトムシやノコギリクワガタ、ミヤマクワガタ、ヒラタクワガタなど
コロナ禍で外出機会が減った子どもたちに中原区内で思い出を作ってもらおうと同館スタッフが企画。6月下旬、採集した昆虫を展示すると、すぐに子どもや親子連れから反響があったという。現在は、カブトムシやノコギリクワガタ、ミヤマクワガタ、ヒラタクワガタなどを種類ごとに分け、オスとメスをケースに入れて展示。時期によって展示する種類は変わるという。
昆虫をきっかけに図書館の本に親しんでもらうことも目的の一つ。同館担当者は、「今の時期、昆虫に関する本はほとんど貸し出されているが、図鑑ならいつでも館内で見られるので、ぜひ手に取っていただければ」と呼びかける。
区内にも生息
昆虫は、クヌギやコナラの木を好む。区内では市民健康の森(井田)に雑木林がある。同森を育てる会の縄島宏司会長は「2021年も、虫かごと網を持った親子連れをよく見かける」と話す。