障がいがある人が表現活動を通して社会とつながり、自分らしく生きることをサポートしている、神奈川県小田原市の認定NPO法人アール・ド・ヴィーヴル。就労継続支援B型事業所に加え、新たに重度障がい者を対象とした生活介護通所施設を併設した多機能型の新施設を、2021年4月1日に開所しました。
アール・ド・ヴィーヴル ~自分らしく生きる~
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大好きな友達を描く利用者と、アートディレクターを務める美術家の中津川浩章さん
豊かな緑に囲まれた新しいアトリエでは、思い思いに絵画や織物、造形などのアート活動に取り組んでいます。
「アール・ド・ヴィ―ヴル」は、フランス語で「自分らしく生きる」の意味。その名の通り、利用者一人ひとりが自分らしく社会とつながることをサポートしています。
ホッと一息つけるギャラリーカフェも
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ウエイターを務める利用者と、理事長の萩原美由紀さん
ギャラリーカフェで、手作りのケーキと美味しいコーヒーを提供しています。畑で育てた柑橘を使ったスイーツが登場するこも。接客が大好きな利用者との交流も楽しいですね。食品加工室には、料理に熱中する利用者の姿もあります。
多様な個性が集う、光と彩りに満ちたアート空間
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開放感あふれる広々としたアトリエ
多様な個性が集う表情豊かなアトリエは、光と彩りに満ちています。
一日を通じて、何をするかは利用者本人の意思を尊重。夢中でキャンバスに向き合う利用者もいれば、鼻歌を口ずさみながらお菓子を焼く利用者、カフェを訪れるお客さんに作品を紹介する利用者も。アール・ド・ヴィーヴルは2013年の設立以来、こうして一人ひとりの好きなこと、得意なことを見つけて才能を伸ばし、持続的対価をもらえる仕事につなげてきました。
支援員の吉本麗智子さんは「アットホームでやわらかい雰囲気。みんながホッとできて、すごく居心地が良い場所です。私はアートのことはよく分からないのですが、みんなの顔を見ると元気が出て、自分も勉強になります。お昼ご飯も美味しいですよ」と話しています。
経験を生かして「自分らしく」働こう
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医療・福祉・教育など、さまざまな分野で実績ある支援員が活躍しています
アール・ド・ヴィーヴルでは現在、支援員、調理員、ドライバーのパートさんを募集しています。障害者福祉が未経験の人も、これまでさまざまな分野で積み重ねてきた経験を生かし、「自分らしく」働いてみませんか。
誰もが取り残されない社会をめざして、障がいがある人たちの未来を一緒につくっていきましょう。