南足柄市広町の温泉施設「おんりーゆー」では、市内で捕獲されたジビエ(狩猟で捕獲された野生鳥獣の肉)メニューが味わえるとして話題となっている。
南足柄市は7割を山林が占めるなど自然豊かな一方で、野生鳥獣被害が深刻となっている。こうした中、被害防止対策で駆除された野生鳥獣を地域の資源として有効活用していこうと始まったのがジビエ料理の提供だ。
料理は猟友会の女性ハンターらによって構成される「Japan Hunter Girls」とのコラボで生まれた。同館では、ここから肉を仕入れ、日帰り客には5月から各種メニューの販売をスタートさせている。猪肉のコロッケとから揚げが定番で随時新メニューも開発。今後は鹿肉も使っていく予定だ。
市担当者は「連携による素晴らしい取り組み。食事だけも可能なので是非ご賞味を」と話す。