25歳以下を対象とした第2回SDGs小論文コンテストの審査結果が9月9日に発表された。SDGsの基本理念「誰ひとり取り残さない」をテーマに4月から6月まで作品を募集し全国から480作品が集まった。
主宰したのは第1回に引き続きNGO・野毛坂グローカル(奥井利幸代表)。LGBTQ+(性的マイノリティ)や性被害者、障害者など「取り残されている」と感じている当事者からの応募も多数あったという。
それらの作品を大学教授や企業、NPO、報道関係者などからなる12人が審査し、大賞作品(5点)、入賞作品(23点)、優秀作品(94点)を選出。そのほか、野毛坂グローカル奨励作品も選出している。
大賞作品は以下の通り。『全盲の私が取り残している人たち』上野裕太・会社員(25歳)/『「女子だから」とか「男子だから」と決めつけていいのでしょうか』奥望帆子・富山大学人間発達科学部附属小学校3年生/『もしもあなたが友人から「自分はLGBTQ+だよ。」と言われたらどう思いますか?』櫻井美咲・高校生/『性被害で悩む人を誰一人取り残さない社会を』島村ひなた(仮名)・高校3年生/『特定の人々を排除する公園はあるべき姿なのだろうか』長澤孝侑・横浜国立大学 1年生(敬称略)。
同団体ウェブサイト(https://nogezaka-glocal.com/sdgs2021/)に大賞作品を掲載中で順次、全作品を公開。