ウッドデザイン賞２０２５の表彰式が12月10日、東京ビッグサイトで開かれ、「ソーシャルデザイン部門」で山北町立生涯スポーツセンターが受賞した。神奈川建築コンクール最優秀賞やグッドデザイン賞など、今年３つ目の受賞となる。

ウッドデザイン賞は木木の活用を通じた社会課題解決に資する建築や製品、活動などを顕彰する制度。同センターは、主要構造部材の１００％に山北町産材を中心とした「かながわ県産木材」を活用していることや、重ね透かし梁や平行弦トラス構造といった特徴的な屋根架構デザインが施設の特性とマッチしていると評価された。

「でごにぃスポーツハウス」の愛称でも知られる同センター。19年に解体された旧山北体育館跡地に今年４月オープンした。木造１階平屋建てで武道のほか、ヨガや体操教室など多様な団体が利用し、12日には延べ利用者が１万人を突破した。

湯川裕司町長は「これからも多くの皆さんがスポーツを楽しみ、『でごにぃスポーツハウス』という愛称ともに親しまれ、町のサスティナブルな発展の核となるよう管理運営に努めてまいります」と話した。