商店街初の公式スカジャンや諏訪大神社とコラボしたオリジナル御守を製作するなど、コロナ禍以降に新たな動きを見せているドブ板通り商店街振興組合。今度は10月28日、商店街中ほどにある観光案内所「ドブイタステーション」(横須賀市本町)に、新進気鋭の現代アーティストが手掛けたシャッターアートを完成させた。
ドブイタステーションは案内所であり、横須賀土産を取り扱う市内の主要観光拠点の一つ。この場所自体を観光名所の一つにしようと商店街が中心となり、昨年度からプロジェクトとして始動。
第一弾は県と市の補助金を活用して取り入れた、ネオンアートの看板を設置。第二弾となる今回のシャッターアートは、ロサンゼルスを拠点に国内外で活動していたグラフィティ・アーティストのCOOK氏が担当。商店街メンバーの繋がりから今回のプロジェクト参加を快諾。商店街からの「横須賀・ドブ板らしいデザインに」という要望を基にデザイン案をすり合わせ、今回の作品完成に漕ぎつけた。
COOK氏の作風であるPOPな色使いや絵のタッチはそのままに、ドブ板通り発祥のスカジャン柄である虎と龍を「DOBUITA」の文字の中に描き入れた、世界に一つだけのオリジナル作品となった。越川昌光理事長は「写真だけでは伝わらない絵の躍動感を、まずは現物を見て味わってほしい」と話した。シャッターアートはドブイタステーション営業中を除く日時で鑑賞可能。