生田団地自治会(井上佶会長)の手芸の会による「つるし飾り」の展示が先月、同自治会集会所で行われた=写真。こいのぼりや子どもの人形、柏餅など、端午の節句にちなんだ手芸作品が約1カ月間並んだ。
住人の佐藤弘子さん(93)が趣味で作り、玄関に飾っていた「つるし雛」をきっかけに、7年前から始まった展示。近隣住民も加わり、端午の節句に合わせた展示は4年目だ。佐藤さんが講師を担い、月に2回は集会所で指導を重ねる。初期から参加する東海林金子さん(72)は「型紙を作ってもらって、家でもやっている」と傾注。佐藤さんは「一針ずつ縫うのは根性がいる。好きでなきゃできないこと」と手芸への思いを語る。
団地として建て替え工事を控える同自治会。退去も進む中、来年の展示については未定という。