横須賀美術館(鴨居4-1)で12月18日(土)から始まる特集「横須賀市立横須賀総合高校(久里浜6-1-1) 美術活動の歩み」に作品を展示する美術部を応援するべく、近隣にある久里浜商店街ではその絵の一部をパネル化して、店舗の中に飾る取り組みをスタートしました。
- コロナウイルスの影響で客足が伸び悩む昨今の状況を踏まえ、来街にもつなげる新しい企画でもあります。
全国クラスの作品、店舗で鑑賞
『望遠鏡』
ドーナツのザラリとした質感、空洞の先で顔を覗かせるのは今まさにその大好物にかじりつこうとする幼い妹――。緻密かつ立体的なアクリル画で2021年1月、全日本高校デザイン・イラスト展で内閣総理大臣賞(全国1位)を受賞した岡山奈央さん(当時高3)の作品です。
それら歴代の部員たちが手掛けた作品24点をA2サイズのパネルに加工。特別展の案内とともに、メッセージ欄を設けて、店主らが作者へ向けた激励や期待の言葉を書き込み、店の中に展示しています。「ブティックミヤコ」のオーナーで久里浜商店会協同組合の森下守久理事長は「久里浜で育んだ豊かな感性を活かして、世界にはばたいて下さい」と手書きの文面でエールを送っています。
ホンモノはどっち!?
『キャベツ』
「新鮮屋ヨシダ」には、八百屋にぴったりのキャベツの絵が掲げられています。店主によると「今年は価格が下がっていることもあるけれど、写真のようにリアルだからお客様の目を引いて、本物のキャベツが飛ぶように売れている」と声を弾ませています。
『午後のひととき』
老舗パン屋「ソルボンヌ」には、クロワッサンの絵が飾られています。香ばしい匂いが漂ってきそうです。「店の雰囲気ともマッチしていて、華やかになったよ」と店主は喜びの表情を見せています。
掲出先はコチラ(24店舗)
ブティックミヤコ/暮らしと道具 forum/湘南信用金庫 久里浜支店/メガネのシマダ/くみ美容室/一升屋/だるま/メガネ・時計の帝国堂/久里浜郵便局/自家焙煎珈琲豆サニム/新鮮屋ヨシダ本店/新鮮屋ヨシダ支店/モードイーブン/柳屋久里浜店/はしもと茶舗/手づくり専科 妙宝水産/久里浜コミュニティスポットやすらぎ/ソルボンヌ/串揚げキッチン びいどろ/鮮魚やました/めおと化粧品店/第二ひさご寿司/和菓子 幸和/かながわ信用金庫 久里浜支店
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リアル作品は美術館で
久里浜商店街に掲出したパネルに描かれた24点を含む、約150点の作品は横須賀美術館で鑑賞することができます。会期は2022年4月3日(日)まで(商店街のパネルも同期間、展示中)。横須賀美術館の詳細はコチラ。