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プラスチックごみがアートに。『Plastic Planet』 米山幸助展、茅ヶ崎市浜竹通り沿い・LAMA Spaceで3月13日まで

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プラスチックごみがアートに。『Plastic Planet』 米山幸助展、茅ヶ崎市浜竹通り沿い・LAMA Spaceで3月13日まで

茅ヶ崎市の浜竹通り沿い・LAMA Coffee2階のLAMA Space(茅ヶ崎市松浪2-8-15)で3月13日(日)まで「『Plastic Planet』米山幸助展」が開催されています。時間は午前11時から午後7時までで、木曜休廊。
海岸に打ち寄せられたプラスチック片を素材に用いた、カラフルな作品約70点が展示。米山さんの『Plastic Planet』シリーズは、2020年に銀座のギャラリーで初開催され、市内では2回目。

新たな価値与え、再生へ

LAMA Spaceで漂着プラを用いた作品展を開催する米山 幸助さん(39歳)

カフェ2階の展示スペースに上がると、小型の白いキャンバスにカラフルなパーツで彩られた作品がズラリと並びます。近づくと、それらはすべて壊れたおもちゃのかけらや洗濯ばさみ、ペットボトルのキャップなど、プラごみを素材としたアート作品だと気付かされます。

海洋に広がるプラはここ数年、大きな問題に。同シリーズはプラ製品を作り、使用した人間の手を離れ、ごみとなった漂着プラをコラージュした作品で、新たな価値を与え再生させようという取り組みです。

趣味のつりやビーチコーミングなどで慣れ親しんだ藤沢の片瀬海岸東浜が「あまりにもごみが多かったんです」。

自身もごみ拾いを行っていましたが「少しでも長く続けるための装置として作品化することを思いついた」。週1回、1時間程度と決め、そのプラごみだけで1作品を仕上げています。タイトルを「日時、時間、場所」とするのは、行為を記録する意味も。

米山さんは、藤沢生まれ。中高ではサッカー部に所属、「自慢できるような戦績はないんですけどね」と苦笑い。引退後、「幼いころから好きだった絵や美術で仕事ができたら」と多摩美術大に進学しました。卒業後、動物園や水族館で飼育されている生き物などを描き、「人間とそれ以外の自然との関係はどうあるべきかを考えながら制作を続けてきた。それは今も変わらない」。穏やかな口調ながらも強い信念が感じられます。

「作品を観た人が日常に戻った後、身の回りに溢れるさまざまなものに対する見方や考え方が少しでも変わるきっかけになればうれしい」。そんな願いを込めた創作はこれからも続きます。
問い合わせはメール:tobiuoiwashi@yahoo.co.jpへ。

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開催日

2022年2月26日(土)~2022年3月13日(日)

住所

神奈川県茅ヶ崎市松浪2-8-15

LAMA Coffee2階・LAMA Space

問い合わせ

米山幸助さん

メールアドレス

tobiuoiwashi@yahoo.co.jp

公開日:2022-03-08

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