はるひ野町内会(杉本秀治会長)は3月27日、町内全体を会場にした散策型イベント「はるひ野縁日」を開催し、町内が多くの人でにぎわった。
「縁を結ぶ日曜日」「ご近所との縁をつなぐ日」に–。コロナ下で町内のイベントを見合わせてきた中で「密にならず、世代を問わずできるイベントを」と同町内会イベント部会が初めて企画。戸建ては駐車スペースを、集合住宅は公園を使って、町内会員が自由な発想で出店するガレージセール風のイベントだ。
当日は、手芸品や、子ども向けのアクセサリーの販売、中学・高校生の家庭教師、サークルの紹介など、個人だけでなく隣同士、町内会部会が21カ所で出店。町内に住む親子や家族、区内から足を運ぶ人が、町内を歩いたり、自転車で各店をめぐり楽しんだ。
出店した女性は「このイベントが開かれると聞いて、お隣さんと一緒に出店しようと話して決めた。密にならずにできるし、まちのことも知ることができる。毎年企画してもらって出店者の数も増えるともっと楽しめるのでは」と話した。
同部会長の中村隆太さんは「町民の中で新たな出会いやコミュニケーションが生まれたと好評だった。回を重ねることで、出店者が増えたり、認知度が上がって盛り上がると思う。今後もいろいろな仕掛けとともにこのイベントを大事に育てていきたい」と話した。