市内の公共施設などで映画会を開催している16ミリ試写室による有料上映会「地球交響曲（ガイアシンフォニー）第九番」が、９月17日㈯に横須賀市文化会館大ホールで催される。

　龍村仁監督が手掛けるシリーズの９作目で、地球の球の美しい景色とともに、各界の著名人が「地球の中の私、私の中の地球」をテーマに語るドキュメンタリー。今作品は、「21世紀の今、ベートーヴェンの『第九』を振って、コバケンを越える指揮者はいない」と高い評価を受けている指揮者の小林研一郎さん、人類の心の進化に焦点を当てる「認知考古学」のニューパイオニア、スティブン・ミズンさん、遺伝子や免疫研究でノーベル生理学医学賞を受賞した分子生物学者の本庶佑さんが登場し、地球のシステムや生命の「シンフォニー」の想像力を高めていく。

　作品では「コバケンとその仲間たちオーケストラ」と「ガイアシンフォニー第九合唱団」による年末の演奏会に向けたリハーサルの様子も映画のシーンとして登場する。

オペラのミニコンサート

　上映前に催されるミニコンコンサートには、横須賀出身のオペラ歌手・鈴木慶江さんが出演。「地球交響曲」は第５番から８番まで、自ら歌った楽曲が使われている縁のある作品。プログラムは、アヴェ・マリア、アメイジンググレイスなど。

　開演は午後１時、チケットは全席自由で２９００円（前売２７００円）、市文化会館（０４６・８２３・２９５１）等で販売中。問い合わせは松澤さん０９０・２９０１・０８６２