二ヶ領用水宿河原堀の灯籠流しが8月21日、3年ぶりに開催された=写真上。願い事や先祖への思いが込められた約400個の灯籠がゆっくりと流れ、水面を照らした。
灯籠を持った参加者は宿河原橋付近に列をつくり、午後6時に開始。主催の宿河原町会と稲田部会子ども会の役員らが会場整理に当たった。町会の大津恵男会長は「たくさんの方が集まり、多くの団体の協力で開催できた」とあいさつ。子ども会の大津博之会長は、「二ヶ領用水の自然環境を愛し、郷土愛を大切にしてもらいたい。夏の風物詩として楽しんでほしい」と思いを語った。
灯籠流しの距離は例年より短縮し、仲乃橋まで約250メートル。宿河原駅前商店会と稲田中学校美術部が手掛けた竹明かりも彩りを添えた。