まちの企画室「第１期」

　「ママが幸せじゃないと育児はうまく回らない。小さくてもできることを始めたかった」。３歳の子育て中の村上侑希さん(35)は思いを話す。劇団四季やピューロランドでダンサーとして活躍していたが、出産を機に専業主婦に。育児の楽しさを感じつつも「繰り返しの毎日を変えたい」と、ママ友３人で２０２１年12月にファミリーコンサートを開催。「泣いても騒いでもステージに上がってもＯＫ」の企画は好評を博し、活動を広げたいと区のまちづくりカフェに参加。「アプチェカ」の作家名で活動するイラストレーターの島崎有理さんと出会い、今回の提案事業に手を挙げた。

参加型ミュージカル「にじがみたいから」上演 など

　企画したのは「まちの文化祭〜まちｄｅ育児をＨＡＰＰＹに！」。大山街道ふるさと館を会場に、元劇団四季のママたちによる参加型のミュージカル「にじがみたいから」を上演するほか親子向けのアートワークショップや撮影会、青空マルシェを開催する。村上さんも出演するミュージカルは大山街道にちなんだストーリーで、島崎さんは舞台の背景や空間の演出を担当。「本物のアートに触れられるのも魅力の一つ。子どもはもちろんママ、パパ自身も楽しんでほしい」と村上さん。

　ミュージカルは要予約【https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSeKbAjLUj6uxpUE7yXlGH-bfIqqSYKTkUwiSlOQl8tW8pPDqQ/viewform】

　９月24日（土）、午前10時30分から午後４時30分。

　詳細はまちの企画室ウェブサイト。（問）区地域振興課【電話】０４４・８６１・３１３３