奉仕精神でつながり創出
○…六角橋地域を中心にキャンドルを灯し、連なる光を通して地域や人のつながりを再確認する「キャンドルナイト」。今回は3年ぶりに神奈川大学で2千超のキャンドルの一斉点灯を行うなど、コロナ禍以前の規模実現へ中心メンバーとしてイベントを成功に導いていく。「やる気満々のメンバー同士で刺激しあっています。今年は壮大できれいな光に包まれると思うので、ぜひ見に来て欲しい」
○…長野県で育ち、友達に誘われ幼稚園からサッカーを始めた。小学4年生からポジションはゴールキーパー。181cmの長身を生かした守備力と最後方からの味方への指示を武器に、高校3年生の時にはインターハイの県予選準優勝に貢献した。長年のサッカー人生の中で、特に印象深いのは中学時代の監督の指導。「とても厳しく怖かったけど、礼儀など人として大事なことも教えてもらった」と振り返り、「精神力は強くなりました」と笑う。
○…もともとボランティアに興味があったことから高校の部活動引退後、県内の台風被害で川が氾濫した地域へ足を運んだ。実際の被害を目の当たりにした経験は、奉仕精神を更に強いものに。現地ではりんご農家で土砂の片付けを手伝い、作物が大きな被害を受けた中でも謝意としてもらった沢山のりんごから人の温かさを感じた。
○…環境保全を経済的な視点から研究する分野を学ぶべく神奈川大学へ。ボランティア部に所属し、代表として停滞気味の活動を活性化しようと、11月からは白楽駅前などで月2回のごみ拾いを始めた。キャンドルナイトの準備を含め忙しい日々を過ごすが、「この経験を生かして、将来も地域で色んなつながりを生み出せたら」と見つめる先は今の延長線上だ。