近代日本の夜明けを描いたミュージカル「太平洋序曲」(3月29日㈬まで/東京・日生劇場)に出演する廣瀬友祐さんと立石俊樹さんが3月3日、ペリー上陸の地・久里浜で上地克明市長を表敬訪問した。
同作の舞台は江戸時代末期の日本。ペリー来航により開国を迫られ、西洋化へ向かう歴史の転換点が物語の下敷きとなっている。
浦賀奉行を代行して米国側と交渉に当たった与力の香山栄左衛門をモデルにした香山弥左衛門役の廣瀬さんは、「彼が生きた実際の景色を共有できた。それを血に通わせて作品にいかしたい」と意気込んだ。日本の近代化に大きく貢献したジョン万次郎を演じる立石さんも横須賀への愛や歴史など、「市長の思いを聞いて作品への使命感がとても高まり、海風も肌で感じることができた」と話した。
また、上地市長も「ペリー来航の史実を新しい視点で演じてもらえ嬉しい」と笑顔で歓迎した。
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キャストは狂言回しに山本耕史さん・松下優也さん、香山弥左衛門に海宝直人さん・廣瀬さん、ジョン万次郎にウエンツ瑛士さん・立石さん(いずれもWキャスト)。そのほか、岩戸出身のミュージカル俳優、武藤寛さんもイギリス提督役で出演している。
市民割で観劇
東京会場の一部公演のチケットを「横須賀市民割」として枚数限定で販売。S席1万3500円(税込)が9千円で観劇できる。購入はチケットぴあの特設ページ限定で、公演前日まで受け付け。当日開演前に市内在住が確認できる身分証明書の提示で引き換える。
問い合わせは梅田芸術劇場0570・077・039